今度は俺が恋をする
先輩はクククと笑いながらフルーツオレを買い、手渡してくれた。



「ほらよ」



「ありがとうございます!」



ガキって言った先輩に少しムカッとしたけど、先輩と一緒にいるのが心地いい。


笑った顔もいじわるな表情なんだけど、綺麗な瞳に吸い込まれそう。



「ほらっ!
部活行くぞ!」



「はい!」



いろんな表情の先輩見てしまってドキドキしっぱなしで……。



少しいじわるだけど優しさのある先輩に、
私はどうやら恋をしてしまったみたい。



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