今度は俺が恋をする
私ともかは振り返った。




そこには、違うクラスでほとんど話をした事のないコがいた。



私ともかは目を合わせ、もかだよ!
れあだよ!と小さい声で言い合っていた。




その時、そのコは
また口を開いた。




「田辺さんだよね?突然ごめんね。

どうしても気になる事があって話掛けちゃった!」




「そうだけど……」



「あたし一組の
木佐美優(きさ みゆ)。
一緒に帰ってもいい?」




もかの方を見ると、興味津々に頷いている。




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