恋する二人の女の子 ─夢へ続く道─
「何で瀬川じゃなくて松瀬に聞くんですか?おかしくないですか」


聖佳も手でコブシを作り、「知りません!」と完全に否定した。



それでも先輩逹は信じたくないのか、信じようとはしなかった。


「本当に?ウソだったら許さないよ」
「ウソでも本当でも松瀬を責めるんですか?」
「責めるって…そんなんじゃないのに。ねぇ?」




そして、やっぱり周りの先輩達に同意を求めた。いつものことだ。


「「そうそう」」
「ならいいですけど……」

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