恋する二人の女の子 ─夢へ続く道─
先輩逹がいなくなると佐倉は聖佳を見ていた。






「…。しばらくは美術部に行ってろよ」
「エッ?でも…」
「でもじゃない!僕は松瀬が責められているのを見たくないんだ!」


聖佳はびっくりして声が出せなかった。




一方祐希も顔を赤くしている。

「えっと、つまり僕が言いたいのは…」



何て言いながら照れていた。


「わ…私を守ってくれようとしているんだよね?」


「そ、そういうこと」




それ以上、話を元に戻すことはしなかった。



次の日から少しづつ祐希と話すようになり、少しずつ変化が起きていた。

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