恋する二人の女の子 ─夢へ続く道─
「もしもし。何?」

──「何、怒ってんの?」

「怒ってない。用件は?」

──「うーん。約束覚えてるかなって思って」

「覚えてるよ。押し花が入ってるネックレスでしょ?」

──「そうだよ。覚えてるじゃん」

「もう、いい?待たせてるからさ」

──「うん。まぁ、頑張りなさいよ」

「大きなお世話だよ、咲姉。じゃあね」




電話を切ると急いで聖佳の元へ行った。

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