恋する二人の女の子 ─夢へ続く道─
辺りが暗くなってきた。



「そろそろ戻る?」
「うん。そうだね」











その帰り道、とあるお店の前に『どんな名前でも書きます』と書いてある看板があった。





「見る?」
「うん!」






(がらがら)





「いらっしゃい」
「あのー、名前書いてくれるですか?」
「そうだよ。何でもいいよ。どれがいい?」







お店には色紙・キーホルダー・コップ・ストラップなど色々置いてある。









「これで」
「俺はこれ」





星弥が選んだのは水色のコップ。裕太は黄緑のコップ。
「あいよ。名前は?」
「星弥です」
「裕太です」








店主はローマ字で記入し、二つ繋げるとハートマークになるように描いた。



「はい。出来上がり」
「ありがとうございます」
「2点で\1,000ね」
「はい」






「すごいね」
「うん」

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