恋する二人の女の子 ─夢へ続く道─
「それで、どうしたの?」
「最初はあまり気にしてなかったんだけど、ある日事件が起こったの」
「事件?何が起きたの?」
「私を侮辱する言葉がある先生が配っている『闇のサイクル』って言うのに載せられたんだ」
「えっ?」

聖佳は驚いて声が出なかった。



「信じられる?私、何言われても何されても我慢してきたけど、学校中から侮辱さるのは我慢できなかった。おまけに地域の人にまで」
「そうだよね」





「このままにしてくと次に何が起きるかわからないから担任に言ったんだ。担任は女性だったから話すのは楽だったし、担任もその先生が配っているもの見てたしね」


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