蒼い太陽
第十章†動き出した運命
あの日から、数日が経過した。


太陽族や星族の中に疑いを抱いてしまったフィリシアを、アヤトは許せないでいるようだった。


廊下ですれ違っても食事のときも、気まずい雰囲気が二人の間には流れている。

フィリシアはそれがどうしても悲しくて、ずっと気分が晴れないでいた。


二人に何かあったことは目に見えて明らかで、ユウとミシャはそんな二人にどのように接するべきなのか、頭を悩ませていた。


━━━そんな雰囲気のまま、さらに数日が経過していった。


フィリシアは昼間だというのに部屋のベッドで横たわっている。


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