最強ミックスフルーツ
イケメンの目から次から次へと
涙がこぼれおちる。


「ハンカチ・・・・
使ってください・・・・」



さらに鼻水もたれてきて


イケメン台無し状態になってきた。


慌てて鞄からティッシュを出して
イケメンの鼻を押さえた。


「あの…鼻…出て…」


その時だった。


ガバッ


イケメンが私に抱きついた。


「あ!!あの!!ちょ…ちょ…」
動揺する私に


「ごめん…今だけでいいんだ。
このままでいて……ゴメン……」


そしてイケメンの声は嗚咽から
泣き声に変わった。


私は母のことを思い出した。
いつしかイケメンの頭を
優しくなでていた。
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