シークレットダイヤル☆
席につく

「めっちゃいい席やん」

さすがお金持ち!

試合の間、彼もあたしもゲームに釘付け!

スピードの速さや気迫に圧倒!

試合の間は頭の中は空っぽで気がつけば歓声をあげてた


藤本の横顔を見た

目がいきいきしてる

あたしはこの人のどこが好きなんだろう。

自分をすごくアピールして前へ前へ出る性格

基本的にこういう人は
あたしの苦手なリストに入ってたのに…f^_^;

この人は何でも一生懸命で、嫌味がないねんなぁ~

それになぜか気が合うし…

いつの間にか惹かれてる

    (o^-^)(^-^o)



「ん!どした?」

危ない!見とれてた


「別に」


あっ。アキラ先輩とケイがいた


「なぁ、アキラ先輩とケイがおる」


「おう!俺が先輩にチケット渡してん」


   「まじ?」


「水瀬がマネージャー休業して
お前1人が選手とマネジャーの掛け持ちしてるやろ?

いい加減誤解をとかんとな!って

きっと水瀬はもうわかってるはずやで!

今は意地を張ってるだけ
。」


藤本はそこまでケイとあたし事を考えてくれてたんだ。

「ありがとね」


「おう」


この人はあたしを女としてではなく、
心友として見ているんだ

あたしはこんなにあなたのことが好きなのにね


  これが悲しい現実
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