呪われた学校
美羽の正体
タッタッ・・・
私達は、出口に向かって歩いていた。
すると、あることに気付いた。
「ねぇ?」
「どうかしたの梨莉花?」
「私達今、出口に向かってるのよね?」
「そうだけど・・・」 「だったら方向が違うんだけど・・・」
「・・・」
一瞬、会話が止まった。
「あっあぁ・・・それならこっちの方が近道だから・・・」
美羽が焦ったように言った。
「でも私、こんな道知らないよ・・・」
「・・・」
また、会話が止まった。
すると、美羽は
「もー私の知識なめないでよね!私何でも知ってるんだから!」
と、慌てて言った。
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