この空の下で

電話、信頼


−帰宅後


あたしはいつものように、
1人でごろごろしていた。



最近色々あるから、
寝ても寝ても

疲労が取れない。






1人で解決法を考えてみても、

すぐに疲れてしまって
いい案は浮かばず。






その時、
あたしの携帯が鳴った。

しかも滅多に鳴らない
電話着信音。


誰かと携帯の画面を見ると…



「ぇ…?
もしもし?」

『もしもし?
はるちゃん?』

「し、信護くんッスか?」




信ちゃんだった。

あたしは普段メールだけで
電話なんて
全然したことなかったから、
最初はホントに慣れなかった。






「どしたの?
何かあった?」

『あんさぁ、
小泉の事なんだケド…』





それからあたしと信護は、
1時間くらい電話してた。



『…って事なんだよね〜。』

「へぇ〜…昔にそんな事があったのかぁ。」

『だからアレは、
たぶんもう直らねぇよ。

あ!これ絶対秘密ね!』


「分かってるよッ。
あたしは口だけは堅いから
安心しなさい^^*」

『サンキュー。
…よしッ。春ちゃんは、
信頼できる人に入った!』

「ほんとに!!?
やったぁ〜(*^□^*)」

『俺あんまり人信じないからね?レアだよ?』

「へへへッ(//∀//)
藍くんとかは信じてる人でしょ?」

『よく分かったじゃん!
そうだよ☆!
あとは同中の奴と〜…
美紗子かな。』




美紗子…?


あぁ、そうか。

信ちゃんは、
美紗子が好きなんだった。

まぁ信ちゃん本人から聞いたんじゃないけど…そうらしぃ。



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