恋した相手はライバル!?
久しぶりに一緒に
龍矢と帰った。

やっと本当の意味で
恋人同士になった。

「香織。
俺嬉しいよ。」

「何で?」

「やっと香織が
俺の気持ちに答えて
くれたから。」

「えみりに言われた。
自分も龍矢が好きだった。

けど振り向いてもらえず
龍矢はずっと私だけを
見つめていた。」

「ああ。
香織しか好きになれない。
もしどんなに離れても
香織しか愛せない。」

「龍矢は留学をしたいと
思ったことってあるの?」

「何で聞く?」

「優子さんが短期で
留学した時に兄貴が
凄く怒っていて。」

「憧れはあるよ。
けど俺はこうする。
香織と一緒に行きたい。」

龍矢の真剣な言葉に
後に本当にやって来る事を
私達は思っても見なかった。
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