恋した相手はライバル!?
「香澄と龍矢君を見てたら
分かりやすいよ。」

「俺は昔から香織しか
好きじゃなかった。」

「今度生徒会でも
一緒にいるんでしょう?
傍にいるんだから
もっと自信を持って。

聡史さんと麗子さんの
子供でしょう?」

「簡単に諦める性格か?」

俺と香澄さんの所に
太郎さんがやって来た。

「太郎?」

「香澄を探しにきた。」

平然と話す太郎さんに
俺はビックリした。

香澄さんの顔は暗くても
分かった。

「どうなんだ?龍矢。」

「諦めません。」

「香織は香澄そっくりな
性格だから、
焦らずにゆっくりと。
たまに強引に行け。」

太郎さんは俺に言って
香澄さんを連れて行った。

俺は太郎さんに
勇気を貰った気がした。

・龍矢サイド終わり・
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