俺様ヒーローに注意報
岩場に隠れて泣いてる梨捺を見つけた…―
「んで泣いてんだよ…」
梨捺の目はパンパンに腫れていて頬には涙の後が残っている
「…―あたし必要ないから、良輔は幸せになってってきゃっ!」
俺…梨捺にそんな思いさせてたのかよ、俺マジで最低じゃん
「梨捺…俺は梨捺が必要なんだよ今日寂しい思いさせちまったよな…マジでごめん」
そう言い俺は抱き締めている腕の力を強めた
「本当?あたし良輔の隣に居ていいの?」
「当たり前、つか居なくなったら困るしマジで」
梨捺は泣きながら…笑い、俺は正直に言うと泣きそうだった…辛いから
やっぱり、俺は芸能人の息子だから…―
最終的には親父と一緒の道を進む
その時まで…いっぱいデートして絆深めて行こうな?