プラネタリウム ―流れ星に願う叶わぬ願い―
「それじゃ、よろしくね。勇二くん、勇一くん」
「はい」
「ありがとうございました」




それから皆で少しだけ話して、おばさん達を見送っている。





「音菜、またな」
「うん」
「二人も良かったらアメリカ来てね」
「はい」
「じゃあね、おばさん、おじさん」
「ええ」
「……」





勇二をおばさん達に会わせて良かった。こんなに清々しく笑顔でおばさん達を見送ったのはきっと初めてだった。


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