プラネタリウム ―流れ星に願う叶わぬ願い―
「行ったな」
「うん……」



居なくなってしまったおばさんとおじさんがいた場所を見つめていると、勇二が声をかけてきた。



「ありがとう。勇二」
「……」
「勇二に会わせて良かった。おばさんとおじさんがどれだけ私を愛してくれていたのか、わかった気がする」
「音菜……」
「帰ろう。お腹空いちゃった」
「そうだな。帰ろう」
「音菜ちゃん、美味しいケーキ屋が入ってるんだ。買って帰ろうか?」
「うん」







幸せとは何か。おばさんとおじさんを勇二に会わせて
家族の幸せとは何か知ることが出来たよ。
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