プラネタリウム ―流れ星に願う叶わぬ願い―
「帰りは歩いていくか?」
「あぁ。そうするよ」





久しぶりのプラネタリウム。



今から見ると帰る頃には夕方になるだろう。


「音菜。次は4時30分からだって」
「後30分くらい?」
「そっ」




「あそこで時間潰そうか」





カフェがある。
勇二はカフェオレ、音菜はオレンジを頼んだ。




「どのくらいの星が見れるの?」
「家庭用プラネタリウムよりも遥かに多い星を見ることができるけど、実際に光っている星のほんの少ししか映し出されていないんだよ」

「そうなの?」
「星座が基本だからね」








プラネタリウムは星座に合わせて映し出している。
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