*。゚*hands*゚。*


「瑠璃華?ママはね、瑠璃華のためを思って・・・。今はいいけどきっとこの先瑠璃華も辛くなるだろうし、恭平くんも辛いとおもうの。だからわかってね?わかるわよね?」





少し小さい声でママは眉をひそめてあたしを見つめた





あたしは大きく首を横に振った





「わからない・・・。なにそれ・・・辛くなるってなに?瑠璃華の病気が治らないから?瑠璃華が死ぬから?」





「ちが「違くないよ・・・。瑠璃華もう死ぬの?最近薬増えたし、発作も増えた。ねえ、ママ。瑠璃華の病気治るんじゃないの?」





震える声を殺して必死に話す
ママを見上げるとまた目を反らされる





「瑠璃華・・・よく聞いて?瑠璃華はね、どんなに頑張っても余命半年って言われてたの。でもね、今ここに生きてるでしょ?だからね、」
「やだやだやだ。嘘つき。ママ嘘つき!頑張れば治るって言ったじゃん。こういうときだけずるいよ・・・。」





「ごめんね、瑠璃華。でもね、頑張ればもしかしたら」





「いつまで頑張るの?こんなところに一人で閉じ込められて頑張れる訳無いじゃん。


何で瑠璃華なの?ねえ、死にたいとか言ってる人たくさんいるじゃん。瑠璃華はこんなに生きたいのに何で?何で瑠璃華が死ぬの?」






「瑠璃華・・・瑠璃華の気持ちママわかるつもりだけどね、お願いだから恭平くんとはもう会わないで」





泣きながらあたしの腕を掴むママ





そんなママの手を振り払い、荒くなった息を必死に整える





「瑠璃華、本当はずっと自分でわかってた。自分の未来がないって。言われなくたって自分の体なんだからわかるにきまってんじゃん!なのに期待させないでよ・・・



それに余計なことしないでよ。別れくらい自分で言うんだから・・・




ママのせいだよ・・・
瑠璃華が何もかも諦めてきたの全部
ママが病気の体に産んだせいだよ」





そんなあたしの泣きくじゃる声を部屋中に響き、
そしてペシンっという音とともに頬に痛みが広がった




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