*。゚*hands*゚。*

恭平Side


病院を後にした俺は
歩きながらため息をついた



何も言ってやれなくて
ただ傷つけて



逃げてきた




あのとき慰めたほうがよかったのか?




いや、実際俺には瑠璃華の気持ちが全くわからない






もともと死にたいと思っている俺に





必死に生きようとしているやつの気持ちなんてわかるはずがないんだ






だから
うまい言葉を探すことすらできないし





きっと俺なんかの口から慰めの言葉なんて出しちゃいけない




そう思った





それでも何となく
またあいつに会いたい
そう思った





きっと明日も会いに行くだろう




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