*。゚*hands*゚。*


目の前で泣いている大切な人




触れたくて、抱きしめたくて




でも、
できなかった





そのあと静かに響いた瑠璃華の「帰って」という言葉におれの背中は出口へと押された





何もできない自分
悔しいけど





逆に、こんな俺が、
瑠璃華と一緒にいるしかくはあるのか





触れちゃいけない気がした。俺の汚い手で、瑠璃華に触れてはいけない。
そう思った




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