秘密な契約と掟破りな愛

「フッ。家具まで持って来るんじゃねぇかと心配してたが…それはなかったな」


「そこまで馬鹿じゃないわよ」


「…馬鹿と変わんねぇだろが」


「本当、失礼な人ね。初めて会った時から、馬鹿馬鹿馬鹿って。失礼な人なんだから」


「忘れもんはないか?まあ、いつでも取りに帰れるけどな」


「ええ。大丈夫。ありがとう」



にこやかに微笑むお前を見て、また胸の鼓動が早くなる。



そんな笑顔を見せんな…。



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