秘密な契約と掟破りな愛

「はい?何?」


「…表でろ」



運転席の男がウィンドウを開くと、外に立って居た男が車内へと手を伸ばしてドアロックを解除すると外からドアを開き男を無理矢理外へと引っ張り出した。



「何だ?テメー。邪魔すんなや」


「無理強いはよくないな。下手すりゃ誘拐犯に成り兼ねないって…知ってるか?」



引っ張り出された男は鋭い視線で睨み付けるにも関わらず、その男はビクともせず冷めた目で男を見ながら胸倉掴みそのまま持ち上げた。



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