この手で紡ぐ神の欠片
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私は幼い頃から
どこか人と雰囲気が違うと
よく言われていたし、
本当に人と違う。
“見えないものが見える”
という“力”があった。
彷徨う人の魂、
自縛霊、
守護霊、
それから、妖怪。
更に、
天使や悪魔、が見えていて
小さい頃は
普通に喋っていたものだ。
人目もはばからず
“見えるもの”と、喋っていた。
当時は区別がつかなかったという理由もあるし、
何より
世界には境界線があって
別世界の“もの”で
普通は見えないものだと
知らなかったのだ。