素顔の先輩と甘い休息
昨日、先輩に返した鍵だ…。


…で、その鍵が何か先輩の話と関係があるのかなあ…?


「これ、翠央に渡すから、今日からあの部屋に来いよ。」


持っていた鍵を私の手に握らせた。


へ!?


訳がわからず、目を泳がせる私に、



「秘密を知ったからには、共有してもらう。放課後、絶対に来いよ。」


ニヤリと笑みを浮かべ、私の頬をひと撫ですると先に教室から出て行ってしまった。



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