紅い月
「あぁ、凛くんの相手は・・・「僕だョ。」







近藤の言葉を遮ってそんな声が聞えた。





後ろを見るとそこには一人の男。








「おぉ、永倉くんいいところにきたな。この子が凛くんだ。」






近藤はそう言って私を前に押し出した。







「初めまして。取りあえずさっさとやろうか。」








永倉と呼ばれた男はそう言って道場を指差す。








「あぁ、」






私はそう言うと道場に足を踏み入れた。













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