紅い月

その男、芹沢鴨

「いいか、凛・・・・」





道場で素振りをしていると新八が神妙な顔で近づいてきた。





「なんだ。新八顔が変だぞ?」






私は横目で新八の顔を見てまた素振りをする。





「だぁぁーーー一回止まれぇっ!」






横から新八の手が飛んでくる。





私は一歩後ろに下がりそれをよける。






「だぁぁっ!!だから避けるなぁっ!!」





「五月蝿い奴だな。」










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