紅い月
俺がそう言うと山内はこちらに向き直り刀に手を掛ける。






その瞬間周りには一気に殺気が立ち込めた。








ほんの一瞬の事だった。







今まで自分の目の前にいたはずの山内が一瞬にして俺の背後に回っていた。









ガキンッ・・・








ギリギリの所で山内の太刀を受け止める。









「ちっ、次は仕留める。」






山内はそう言って後ろにさがる。











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