委員長のヒ・ミ・ツ
コイツの本性、最悪だわ。


軽薄だし、イジワルでドSで天使のような顔をした悪魔って、コイツの事を言うんだろうな。



そして、そんなヤツのしもべなんかになってしまった私、一体これからどうなるんだろう。



早く帰って、お気に入りの紅茶を飲みながら、借りてきた本の続きを読みたい気分だった。



「あ、早速だけど、キャバクラって土日休みだろ?明日、ちょっと付き合えよ。」



「明日はちょっと、無理。」



「なんでだよ。」


彼の目が、一瞬キラっと光ったような気がした。



「他のバイトがあるし」



「風俗?」



「ち・が・い・ま・す!朝から、工場でお弁当を詰めるんです!」



「お前、そんな事もしてんのかよ?そこまで稼いでどうする?カード地獄か?」



「生活費稼いでるんです!ウチ、親いないから・・・・」



「ふーん。苦労してんだな。で、そのバイト、何時終わりだよ?」



「えっと、昼過ぎには終わるけど」



「じゃ、終わったら俺に付き合え。」


しまった!だったら、夜まであるって言えばよかった





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