あたしの秘密





「亜耶香っ!!大丈夫か!?」



そう言ってこっちに走ってくる人物。



聞き慣れた声じゃなかった。




智也じゃなかった。




「菅原く…ん……」




「君たち、何してるんだ!」



そう言って女子グループを睨む。


菅原はあたしの肩に、そっとブレザーをかけてくれた。



「もう大丈夫だよ」



そう耳元で囁かれる。





どうしてあなたなの??







< 232 / 324 >

この作品をシェア

pagetop