あたしの秘密





「生徒会長として、これは見過ごせないことだ。会議にあげるから…。君たちの年、組、名前は?」



菅原は冷静に対処する。



「私たちはなにも…っ」


おろおろとしながら逃げて行った。



二人きりの教室。


菅原はあたしの後ろにくっついている。


肩には手を置かれて…顔はすぐ隣。



「あんた、たまには良い所あんだね」



あたしはくすっ、と笑う。






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