魔女のカウントダウン☆

めるの家の前に立ち、チャイムを押した。

『はい、どなた?』

インターホンから、彼女の母親の声が訊こえる。

『夜分、遅くにすいません、原田ですが、めるさんお帰りでしょうか?』

そう訊くと、直ぐに玄関の扉が開いて、母親が姿を見せた。

『お帰りですかって、めるは、貴方の家に行ったのよ。まだ、帰らないわ…』


『何か、あったの?』

少しだけ間を置いてから訊かれた。
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