魔女のカウントダウン☆

ピンポーン♪


また、チャイムが鳴る。

『はい、はぁぁい』

扉を開けるあたし


『よお!』

雅彦の笑顔 その後ろから
『えへへ…』

美紀が照れたように顔を除かせた。

『入って、入って』

その後に続く6人も招き入れるあたし


ぞろぞろと総勢、10人が2つ繋げたテーブルを囲んだ。

エプロンを着けたまま、いそいそと座る幸也

『まるで、主夫だな!』

哲太が笑った。

『うるせーよ。早く始めようぜ!』

ビールの入ったグラスを上にあげる幸也
続いてみんなもグラスを持った。

『え〜、それでは…雅彦と美紀、幸和君と雅ちゃん、双方の幸せを祝して』

あたしはそう言った後、大きく息を吸い込んだ。
みんな呼吸を合わせて、一斉に叫ぶ。


『乾杯!!!!』




その後


『無しよ・・』


と呟いた加奈にみんなの冷たい視線が集中したのは、言うまでもない。

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