◇ちゃんは悪魔の子◆実話
美しい菊の花を自分の手で潰してみたら



気持ちがすっきりしたんだ


息もできないほど泣いていたはずなのに、
パタンって泣き止んで


何故か笑いに変わった。






私の手で綺麗なものが枯れた


ぐちゃぐちゃだった



私の破滅型の性格はここから来たのだろうか。

堂々と咲いていた、
机の上の菊の花より、
私の手の中で死んでいる方が綺麗に思われた。



ワタシガツブシテヤッタ



もう1人の私との出会いだった。



イキテタンダ
イキテタンダイキテタンダ



生憎私は生きているらしかった。
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