ニオイスミレ



…う〜ん。


どうしようか。



でもこのままじゃ教室入れないし…。





えーい!

こうなったら、鬼おばさんやらセクハラオヤジ、かかってこいっ。




なぜか分厚い保健室の扉を片手で開けた。






そこにいたのは



鬼おばさんでもセクハラオヤジでもなく







息を呑むほど魅力的な男の後ろ姿だった。




< 10 / 20 >

この作品をシェア

pagetop