探偵学園Q
お大事にとだけ僕に告げて部屋を出て行った二人をぼーっと見ながら、その視線をキンタへと移した。

逃げるなってじゃあ僕はどうすればいい?もう自分ではどうしたらいいのかわからなくて、頭を壁にぶつけたい衝動にかられた。


ふと何処からか声が聞こえて、視界が真っ暗になる。


助けて。
(いや助けないで)

逃げたくなる。
(逃げるなんて許されない)

僕が全て悪い。
(ああ、その通りだ)

ユイは僕を信じていたのに。
(僕は信じれなかった)



頭がガンガンする。
もう何もかも嫌だ。

全部、何もかももう…


「…ウ!リュウ!」

「!!」



誰かに肩を掴まれてふと我に返った。



「あ、れ…」



どうやらこの数分間で僕の意識はどこかにトリップしていたらしく、気づいたらキュウやメグ達がベッドの周りで心配そうに僕の顔を覗き込んでいた。

…何だったんだろう。今のは。



「リュウ、大丈夫?」

「あ、…」



心配そうに僕を見るメグと目が合うと思わず逸らしてしまった。

メグは勘が鋭いから何かを気づかれそうで怖い。



「………」

「………」
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