姪は叔父さんに恋してる
「八智絵…。連絡のひとつも入れずこんな夜遅くまで…。
おまけに、この男の傍についているなんてどういうつもりだ…!今すぐ離れなさい!」
肝心な時に、叔父さんと私の意思疎通を邪魔する。
本当にこの人は嫌いだ。
叔父さんの話は信用するけど、それでも私はこの人が…嫌い。
こういう分からず屋には下手に弁明しても意味が無い。
だから私は淡々と。
「離れないよ。だって私…叔父さんを愛してるもの。」
私の放った言葉を、
「何を…馬鹿な。」
当然ながら、お父さんは信用しなかった。
それどころか、
「その男に余計な入れ知恵でもされたのか?
八智絵、正気に戻りなさい。その男は…、」
「実の姪を辱めようとした人。
…分かってるよ。聞いたもの。」
叔父さんを疑い始めるものだから、私は即座に言葉を遮った。