姪は叔父さんに恋してる


辱めようとした。
親戚として、身内として、あってはならないこと。

でも、それでもね。


「叔父さんになら何をされたっていいの。私、叔父さんの全部が好きだから。」


汚い部分は愛しい。
綺麗な部分は狂おしい。
弱い部分も強い部分も、私に叔父さんを嫌いにさせる要因なんかじゃない。
むしろ逆。

叔父さんの新しい一面が知れた。
開拓していくように。
未知の部分を知っているのは私だけだと錯覚出来る。

嘘を吐かれたのは、やっぱり嫌だったけど。


「お父さんが、私のためを想う気持ちから、叔父さんを嫌いになるなら…、私はそんな心遣いは要らない。
お父さんよりお母さんより自分の身より、私には叔父さんのほうが大切。」


だからもう言わないで。
叔父さんの悪口を。


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