先生とアタシの接点

公園のベンチでは、一足先にきた優人が待っていた。


「優人~!」

アタシは久しぶりに外で会えた事が嬉しくて、小さく叫んでしまった。



「コラ!叫ばなくても逃げねぇって。」

「はぁい。」


優人の優しいお説教…。

こんなに嬉しく感じたのはいつぶりだろう…。


怒られてるのに違うドキドキを感じる。




アタシは嬉しくて少しニヤけた顔のまま、優人の隣にそっと座った。




「外で会うの…久しぶりだな。」

「うん。…担任って大変?」

アタシはまたどうでもいいことを…。


「副担とは比べものにならない位忙しいよ…。何かあったか?」

「うん…それがね、進路相談室で何回か会った佐伯君と同じバイトになったんだ…」

「まじかよ…」


…優人…怒ったかな??

恐くて顔見れないよ…。



おそるおそる隣を見ると、優人の表情は凍り付いているように見えた。


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