死角の存在
前からバスケの格好をして歩いて来る疾風先輩の姿が目に映った。
一気に体温が上昇した。
でも疾風先輩はあたしなんか全然見えて無いって感じで真っ直ぐこっちに歩いて来る。
疾風先輩はあたしの事なんか相手にもしてないのに、滅茶苦茶に緊張しちゃってる自分が馬鹿だと思う。
あたしは疾風先輩を見ると緊張するから、下を向いて疾風先輩が自分の目に見えないようにしてトイレに行こうと、少し歩く速さを速くした。