先生の青
英雄さんと腹違いの兄妹なんて
絶対に先生には知られたくない
「遠慮はしてないよ」
「そっか。なら良かった」
後悔してるんだ。
英雄さんの事がなかったら
先生と付き合う事もなかった
だけど
先生は想像しないだろうか
いつだって不安がよぎる
私は先生に英雄さんにされた事を告白してる
先生は私を抱いてる時に
過去の私を想像しないだろうか
一番知られたくない人に
知られたくない自分を
私は見せたんじゃないか
ちゃんと付き合うようになってから影みたいに後悔がつきまとって
でも、英雄さんの事が
先生と私を親密にしたのも
真実だから余計にもどかしい
そして不安になればなるほど
くっつきたくなるのは
すごく矛盾してるなって思う
「ねぇ、先生。
こっち向いてよ」
「…………」
少しの間をおいて
先生はもぞもぞと
こちらに寝返りを打った
こちらを向いた先生の胸に顔を埋めると腕まくらをしてくれる
……先生の身体は気持ちいい
たくましい身体に包まれれば
何とも言えない
幸せな気持ちになる
女の子で良かったなぁと
感じられる瞬間だ。