俺様王子☆年下カレシ2
結局弱い自分に負け、彼女には大した言葉もかけられず。


家に帰り、部屋にこもる。


あ~、かわいそうなオレ。


何だよ、結局一歩かよー。


バカヤロ~。モテすぎだぜ、アイツ。


ブツブツ言いながらも、ムシャクシャはしない。


がっかり感が大き過ぎて、出るのはため息ばかり。


そんな時、いきなり扉がガチャと開いた。


「太久っ」


「おぅわっ!突然開けんなよなー!?ノックしろよ」


姉ちゃんが、部屋の前に立っていた。オレ今感傷的になりすぎて、泣きそーだったんだけどっ。


危ねぇな…。家でも油断なんねぇや。


< 67 / 111 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop