キミウタ

家に帰った瞬間、窓を開けて


「大好き」


そう外に向かって叫んでみた。


どこに響くわけでもなく空にすうっと消えていった。


この言葉と一緒にこの恋心も消えてしまえばいいのに…


あたしはそう思った。


次の日学校に行ってもあたしはずっと落ち込んでいた。


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