■年上彼氏様□


「開かない…ぇっん……」



いくら窓を開けようとしても開かない



…どうしたらイイの?



どこで、寝るの?



和沙…



ザワザワ



「ひゃっ」



木が風で揺れていただけなのに…



謝ろぅ…



和沙の番号を押した



プルル……



はやく出てよ……



ツーツー…



「ぇ…」



切られた?



……完璧終わりなの?



嫌だよ…



泣きながらフラフラと街に向かう



ガヤガヤと雑音がうるさい街



……静かなところに行きたい…



裏路地に入ると、ホテル街に入った



やけに、ピンク色をしたホテルがたくさん



「可愛いな!俺と寝ない?」



「嫌っ…」



1人の男の人が私を引き止めた



「じゃ、なんでこんなとこ居んの?…気持ち良くしてやるから…な?」



そう言って、私の胸を触った男の人



「きゃっ!!やだっ!」



私は持ってたバックを振り回した



すると、男の人の顔に当たった



「っ痛てぇな!!この女っ!!」



「いやぁっ!!!」



若い男の人なのに、襲ってくる姿がお父さんと被って見えた



「調子のんな!ガキが!!」



数十分蹴られまくった



「ひっ…く…」


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