‡G†O†D†s‡〜討魔の一刀〜
‡第2章‡

 庄屋の家には、村人が押しかけて来ていた。




 薬師が、格安で薬を売っていることが、近隣の村々にも伝わっていたからだ。




 なんでも、流行り病に罹った者が、この薬師の薬を服用したところ、たちどころに快方に向かったというのだ。




 その評判が瞬く間に、近隣在郷に伝わったのだ。




 薬師は、その効き目の高い薬を、決して裕福とは言えない村人達のため、相場よりも遥かに安い値段で売っていた。
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