‡G†O†D†s‡〜討魔の一刀〜
「ああ。

俺達の噂を、広めてもらわなけりゃあ、ならないからな!

クックック」




(えっ!?

噂を広める?)




 凪が、強盗団の言葉を怪訝に思う。




 しかし、そういえば、強盗団はこれまで、‘ほぼ’皆殺しにしている。




 言い換えれば、常に、一人か二人は生存者が居たのだ。




「これで、この女以外は、生存者が居ないってわけだ!

もっとも、こいつももう虫の息だがな!

あとは、貰うもん貰って、さっさとずらかろうぜ!」




 もう一人の鬼が冷ややかに言った。




 凪の目の前で、女が倒れている。




 確かに、微かに息をしているのが分かった。




 それを、毛むくじゃらが確認していた。




 不意に、その毛むくじゃらが静かに言った。




「イヤ・・・・・・。

マダダ」




 その言葉を聞いた瞬間、凪はとてつもなく嫌な予感に捕われた。
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