私の天使〜倖せのベンチ〜


「茜ちゃん・・前に・・
ユウを好きにならないでって言ったよね・・」


「・・・」


「側にいてくれれば別に・・弟みたいな
どんな形でもよかった・・」


「・・・っ」

茜の顔が少し緩んだ・・

「だけど・・いつの間にか

本当にいつの間にかなの・・」


後の言葉を飲み込んで
少し抑えてた蓋を開いてみた

どっかでネジをなくした
とかぢゃなくて

自分で

隠して

それで・・
< 127 / 143 >

この作品をシェア

pagetop