巡愛。~ずっと好きだった~
「行きたい場所があるのだが…その…笑わないか?」
妙に不安そうな健ちゃんに、私は首を傾げた。
「笑わないよ、何処?」
そしたら…恥ずかしそうにポツリと呟いた。
「…遊園地。」
健ちゃんが…遊園地!?
「ぷ…っ!似合わない…!」
笑わないと約束したのに、思わず笑ってしまった。
「…どうせそう言うだろうと思っていた。」
少し拗ねたように俯く健ちゃん。
「ごめんごめん!…行こ?」
謝って笑ったら…健ちゃんは私の手をぎゅっと掴んで歩き出した。
「…笑ったから…今日はずっと手を離さない事にした。」
「…え…っ!?」