キミの隣に
「どーせ、
俺と狩野さんを比べて、
イチビリ倒すつもりだろ・・・
あのインテリ弁護士ヤロウ。」

「あーっ♪あったりー♪
鷹尾君、よくわかったね」

わからいでかっ?!

くそっ
根性ひん曲がってやがるっ。


「なに、拗ねてんの?」

彼女は、シールドの束を
まとめながら苦笑する。


「すねてねぇよっ!」

彼女は、ハイハイって
軽くながして片付けを
終えた。

相変わらず手際がいい。


「真月、このあと、
なんか用事あんの?」

ドキドキしながら、
兼ねてから、言いかけては
やめた言葉を用意する。


「ないよ?何で?」


何でって・・・。

きっと・・・俺って

超安全パイとしか
思われてないんだろうな。


「たまには、飲みに行こうか。」

「おうっ♪
あ。私、弱いよっ?いい?」

真月はいう。
・・・ザルのくせに。

見てたんだぞ。ずっと。
知らないわけねーだろ。


「嘘ばっか!
あて要らずのくせに。
行こうぜ。潰れたら、
泊めてやんよ。」

冗談っぽくいってみた。


 

< 69 / 193 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop