君はまた僕を好きになる。

「あれ?敦史さん…ですよね…?」


本棚の前で雑誌を手に取りながらチラチラとコンビニの制服を着ているであろう優香の姿を探していた俺に
少し遠慮がちにそう言ってきた女の子1人…



「…そうだけど…君は…?」



ファンの子じゃなさそうだな…



「あ、はじめまして。私、優香の友達の愛理といいます。」


そう言うと軽く頭を下げた。



愛理…



「あぁ~!優香の親友の。」



何度か優香の口から聞いた事がある名前だった。


この明るい笑顔の女の子が

愛理ちゃん。


優香にピッタリな親友だな…。




< 149 / 353 >

この作品をシェア

pagetop